一級建築士夫婦の自宅設計 その2

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どこに家を建てようか

こんにちは。TSUGUTE.sagaeの石井です。

今日は「新築のための準備」というテーマについてお話したいと思います。前回、自宅を新築する決意をした理由を書きました。その理由は、夢だった事、資産価値があると判断した事、実家を出るタイミングの三点です。
さて、さあいざ家を建てると言っても何処にどんな家をどれだけの広さで買うのか、建てるのか、選択肢は無限です。またここから色々考えて数年の月日を過ごしました。妻と何度も何度も人生や子供の事、仕事の事について話し合い、出た答えが寒河江で家を建てる事でした。

山形県寒河江市に家を建てる

元々、妻の実家が寒河江であり工務店を営んでいたため私達夫婦の仕事への協力を得やすいこと、私も大学で山形を経験し休みの度に来る寒河江に良い印象しかなかったこと、緑と水が豊富な寒河江で子育てをしたいと考えたこと等が寒河江に決めた主な理由です。

そこで2022年4月に家族と駅近くの賃貸に暮らし始め、家を建てる準備も始まりました。

先ずは人生をどうするか(ライフプラン)を夫婦・家族で話し合う

先ず最初に行った事はライフプランを作る事です。具体的には、子供の学費をどれぐらいみて、車は2台持ちで、老後の生活をしていくのに貯金はいくらぐらい必要で、という事を何度も妻と話し合いながら、また書籍やネット、YouTubeなどを見ながら研究を重ね、その中で家賃はここまでなら支払い可能だと言う金額を検討してきました。

家ではなくお金の検討から

多くの人が家を建てようと考えた場合に、先ず住宅展示場に行って、営業マンの言われるがままローンシミュレーションして、ローンが通りそうだから家を買う。そんな話を聞きますが、このような流れで住宅を購入するのは支払い余力やそこから得られる幸福度等を考えた時に、本当に大丈夫だろうかと、とても心配になってしまいますし、実際に1割以上の人が住宅ローンの支払いが苦しくて家を手放しています。

本当に抱えても大丈夫な借金か

お金は「先立つもの」と言う通り、家と言う人生で一番大きい買い物だからこそ、しっかり一番最初に検討しなければいけないと思います。住宅を作る事は人生を決める事だと思いますし、最も検討・判断しなければならない事は費用と支払いプランです。

皆んなしてても住宅ローンは立派な借金。支払えないとせっかく建てた家を手放さなければならなくなるし、多くの場合は手放しても借金が残ります。

家は購入した段階で新築ではなく、中古になってしまうからです。そんな悲しい結末を迎えないようにするためにも、しっかりとライフプランを検討してローンシミュレーションを出して、家族でしっかり話し合ったうえで決断頂くことをおすすめしています。皆様が住宅で不幸になることの無いよう願っています。本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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