住宅のカーボンニュートラル

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いつも異常気象

こんにちは。TSUGUTE.sagaeの石井です。

今日は「住宅におけるカーボンニュートラル」というテーマについてお話したいと思います。

多くの人が肌で感じていると思いますが、毎年異常気象と呼ばれるような状況が発生し、そもそも何が正常かがよく分からなくなってきています。この異常気象を起こす原因と言われているのが温暖化ガスである二酸化炭素の排出です。人によっては地球の周期的なものだとか言う人もいますが、いずれにせよ環境に良い住宅の方が良いという事実が変わらないなかで、住宅を二酸化炭素の少ない、又は発生させない状態(カーボンニュートラル)に近づける努力は必要な考え方だと感じています。

カーボンニュートラルに向けた動き

この二酸化炭素の排出を実質0(カーボンニュートラル)という事に対し、寒河江市も国に続くかたちで2050年のカーボンニュートラル宣言を発表しています。

また経産省からは2030年までに、建築から廃棄までの二酸化炭素量を実質0以下にするLCCM[ライフサイクルカーボンマイナス)を一定量普及させたいという意図があります。

私達が目指すべき住宅も、まずは永く安全で快適で幸せなLCCM住宅を建てる事、そしてそれを普及させることです。それによって寒河江の住宅水準を上げると共に、先進的な環境取組を行う事で他の地域の手本になれるような住宅群のある地域コミュニティを目指したいと考えています。

そのためにも住宅を直しながらライフサイクルを長くして、材料の生産・廃棄にかかるCO2を減らす(薄める)事。太陽熱や光を利用するパッシブデザインなども利用し、性能の高い断熱材と太陽光発電などの設備も取り入れながら、合計としてCO2を排出しない暮らしを追求します。

設計の軸は木材利用

そのためにも循環出来る材料として、「木材」中心の住宅にしたいと考えています。木材はその成長過程で多くの二酸化炭素を吸収し、構造として長い年月使用できて、使用後も土にかえる事の出来る万能材料だからです。

このように先ずは単純に素材・製造工程を二酸化炭素という物差しで比較した上で、より排出量が少ないモノを選定して家造り・改修を行いたいと思います。ただ、まだ発生する二酸化炭素の測り方(CFP:カーボンフットプリント)が定まっていない事もあり、一様に比較する事が難しいのですが、現状は自分で調べ勉強し、判断する事でより合理的な設計をして行きたいと考えています。

住宅は下の世代へ繋いでいくもの by Tsugute

住宅は数年ではなく、上手くいけば数世代使い続ける事が可能な物なので、今だけではなく未来も見据えて計画をしていく必要があると考えています。業界として定まるものが無い中で手探りではありますが、しっかり勉強して今出来る最適解をご案内したいと考えています。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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