住宅設計は人生設計

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設計の重要性

こんにちは。TSUGUTEの石井です。今日は「設計の重要性」についてお話したいと思います。そもそも設計とは計画の事であって、建物の意匠だけではなくお金の事から生活の事、家族の事、未来の事等、極端に言うと人生を計画することと同義だと思います。

設計は意匠(見た目)設計だけではありません

そのため設計者には、建築設計の技術と知識だけでなく、施主の意見を聞く事。聞いた上でその要望や望む未来を想像しそれを住宅という形に落とし込む事。更に優れた意匠設計のセンスを持ち、また予算や土地、これから想定される家庭環境なども考慮しながら計画を進める必要があります。そのためにまず、ライフスタイルコンパスやライフシミュレーション等を丁寧に行って、先ずは家を得る事で何が得られるのかということを突き詰め、本当に「家を買う必要があるか」と言う事からもう一度真剣に考えるべきだと思います。なんだかんだ言っても家は一生のうちの5大支出とも言われ、この一大決心によって人生が壊れてしまう可能性があるからです。

新築は本当に必要なのか考える

私は建築士なので当然どんどん家を建てて欲しいのですが、一方で不幸になるような家は作りたくありません。そう考える理由としてはそもそも仕事を始めた理由が、人を幸せにしたり、住まいで困るような人を救いたいと考えたからです。

業界の闇

組めるだけのローンを組ませて良いか悪いかもよく分からない様な決まった形の住宅を売りつけると言う、この建築・不動産業界で当たり前となっている商慣習を壊したいです。

そんな業界となってしまったのも、建築の世界の知識は広く深く、施工も人の手による部分が多い事からクローズされた世界になり易く分かり難い。更に、金融業界、不動産業界、住宅業界の人は、それぞれが自分の業界以外の知識が乏しく、買い手を置き去りにして自分達の利益だけを求めていった結果が、今の新築購入の一般的な流れで上手くいかない構図ではないかと思います。

住宅設計よりも人生設計

私はこの寒河江で、少しでも住宅を建てる人が幸せになれる様、住宅設計以上に人生設計をしていくべきだと考えています。そのためにも、先ず人と向き合う事。そして一人一人の考える幸せを実現するための最適提案を導きだせるよう建築から生活に関することまで日々学び、改良する努力を重ねていく事も同時にやっていく必要があると考えています。今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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